しいたけといえば、1年を通して食べられるのでとっても便利ですよね!
特に今の季節に欠かせない鍋にも使う方は多いのではないでしょうか?
ただ焼いただけでも美味しいし、汁ものに入れても良し、他には肉詰めや天ぷらなど…
とにかく幅広く使える優秀な食材です。
ただ、1つ心配なのは【虫がいるかもしれない】という事!
「調理しようとしたら虫を発見して驚いた!」なんて声もよく聞きます。
そこで本記事では
・しいたけに虫がいた時の対処法
・万が一食べてしまった時は?
・しいたけに虫がついていても食べられる?
など、しいたけを安全に美味しく食べられるように、日常で使えそうな情報をまとめました!
しいたけについた虫の種類は?
しいたけの中で、虫が付着しやすいのは「裏側」や「ヒダの部分」です。
【白っぽい虫】
しいたけに限らず、キノコ類に付着するのは主に「ハエの幼虫」です。
ヒダの部分に多く発生しています。
【黒い虫】
黒く細長い虫は「トビムシ」です。
こちらもヒダの部分に多く発生し、よく見ないとゴミと見間違えてしまうかもしれません。
しいたけは「原木栽培」と「金床栽培」の2通りの方法で栽培されています。
「原木栽培」は2年以上かけて栽培され、気候の条件によっても収穫量が変わります。
その分、味や香りはとても良いです。
「菌床栽培」は環境を管理された室内で栽培するため、1年を通し安定して収穫できます。
スーパーで見かけるのはこの「菌床栽培」のものが多いです。
「菌床栽培」の方が管理されている分、虫の付着も少ないそうです。
ちなみに、乾燥しいたけには付着している事は少ないですが、開封してしまうと虫が付着する事があるので
・袋に乾燥剤を入れてしっかりと縛る。
・密閉容器に移す。
そのうえで、冷蔵庫での保管がおすすめです!
しいたけにはどんな栄養がある?
虫の付着が心配だからしいたけは食べない!
というのもある意味1つの手段ですが、しいたけには豊富な栄養があります。
①食物繊維
「不溶性食物繊維」なので、水で流れ出る心配もないのです。
腸の働きを良くするために食物繊維は不可欠なので、ぜひ取り入れたい栄養素ですね!
②ビタミンD
ビタミンDは骨や歯を強くする作用があります。
骨粗しょう症予防にも頼もしい栄養素です。
③ビタミンB1・B2
ビタミンB1は疲労回復効果・ビタミンB2は脂肪燃焼の効果があります。
その他にもカリウムやリン・エリタデニン・レンチナン・グアニル酸などが含まれており、嬉しい事だらけです。
油で加熱したり煮汁も食べる事で吸収率もUPするので調理する時にはぜひ試してみてください♪
万が一食べてしまった時は?
「豊富な栄養があっても虫を食べてしまったら毒になるのでは?」
「万が一食べてしまった時はどうすれば良い?」
と疑問に思う方も多いと思います。
「ハエの幼虫」は人体に害はないとされているため食べても慌てなくて大丈夫です。
しかし、特に要注意な虫がいますので、気を付けてみてください。
特に要注意な虫とその理由
絶対に食べてはいけないのが「ナメクジ」です。
「気付かないはずない!」と思うかもしれませんが、裏側に小さいナメクジがいた場合は以外と気付かない事もあるかもしれません。
しっかりと確認しましょう。
ナメクジそのものの害は少ないですが、問題は寄生虫です。
ナメクジには寄生虫がいる場合があり、それは口に入る事で感染します。
発熱や嘔吐、酷ければ視覚障害を引き起こす事もあるのです。
・サラダに混入されていて気付かず食べてしまった!
・厨房でナメクジが発生している!
など、ニュースでナメクジ関連の話題が取り上げられるのはこのためです。
食べるととても危険なので注意してくださいね。
では、もしナメクジや他の虫が付いていたらもう捨てなきゃダメ?という疑問にも触れていきたいと思います!
しいたけに虫がいた時の対処法や取り除き方は?
「虫が付いているのは新鮮な証拠」という言葉を聞いた事がありませんか?
野菜で多く言われていますよね。
シイタケに関わらず他の野菜でも「ナメクジ」のついたモノは、万が一の危険があるので、残念ですが食べないのが安全でしょう。
しかし、小さな白い虫や黒い虫が付着していた場合、腐っている様子や虫食いがなければ取り除く事で食べる事ができます。
その取り除き方について紹介していきましょう。
【塩水につける】
①塩分濃度3~5%(水1リットルに対して塩30~50g)の塩水を準備
②塩水にしいたけ全体が浸かるようにして10分放置
③虫が自然と浮いてきたら取り除く
※長く浸けすぎると水溶性の栄養素も流れ出てしまうので注意してください
【密封袋に入れる】
①ポリ袋やジップロックで密封する
②1日放置して、使用前によく洗う
虫が窒息する事で水洗いで取り除きやすくなります。
簡単なのは密封袋ですが、時間がかかるのが難点ですね。
しいたけに虫がいるけど食べられる?対処法や取り除き方は?まとめ
今回はしいたけに付着する虫について調べてみました!
もうすぐクリスマスやお正月でご家族やご友人と食卓を囲む事も増えてきます。
色々な料理で大活躍のしいたけも、ぜひたくさん取り入れてみてくださいね♪